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サザンコンフォート

                      グラス片手の四方山話

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30年経って鎮魂歌を贈る

さて、この記事こそ誤字脱字に注意しなければなるまい。
その人と合ったのは上にもあるように30年前のこの時期である。
そして永遠の別れとなったのが、その4年後であった。

中学校への入学でその教師と出合った。
寺田寅彦と星新一、サッカーが好きだったその人は文武両道に長け、不良どもさえやる気にさせる位の人格者であった。
担当科目は「理科」で、その教え方はイメージを膨らませるに十分な位面白く、授業中に時間が余るとアインシュタインの相対性理論すら解説してくれた。
放課後、職員室に準ずる理科準備室を訪ね、興味半分で質問に行くと、目を輝かせながら面白おかしく長時間に渡って説明してくれた。

当時の私は写真部に所属していたのだが、現像室が理科準備室の隣であった事も有って、その人とはより多くの時間を共有出来た。
現像室には理科準備室を通って行くしかなかったのだが、2年間の間、期末試験の時期でさえも、写真とは無縁なサッカー部顧問を務めていたその人に怒られた事は一度も無かった。
むしろ可愛がって貰っていた。
一度、現像室に現像液(酢酸)が撒かれて荒らされた時、私が真っ先に相談したのは写真部の顧問ではなくその人であった。
その人は惑う事無く授業で使う実験用の石灰を撒いてくれた、、本当は学校の予算で買ったものだからマズかっただろうに。

卒業して1年が経とうとした頃、私が訪ねて行った時、偶然にもその人と出会えた。
校舎へ向かって歩いている途中、近付いて来た錆びだらけのカローラから声を掛けられた。
「おーい○○、元気か」と言ったその笑顔には1年前の面影は無かった。
頬はげっそり扱け落ち、無精ひげを生やしていた姿に絶句した。
まして車はもっと高級車であった筈が、、

その2ヵ月後、友人経由でその人が亡くなったと聞かされた。
胃癌であった。
焼香に行けなかった想いを延々と引き摺っている訳ではないが、私という人間の何分の一かを形成してくれた、その人の命日が近いという事を忘れていないという意味でここに書いておきたい。

私は誰かに忘れられぬ人間になれるかな(笑)
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