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サザンコンフォート

                      グラス片手の四方山話

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ふと振り返って目にしたのは、、

何と車道と歩道の境目で、こちらに向かって90度のお辞儀をしているKである
今までそんなお辞儀は、「明治天皇にお辞儀をしている軍人の写真」でしか観た事がない。
しかも、黙祷だって1分だっつうに、2分以上もずぅ~っとお辞儀である。
往来の人目も憚らずに折れ曲がった姿勢を、ひたすらこちらに向けているのだ。
慌てて相棒を呼び止めるも「へへへッ」と構わず行ってしまう。
その時、はっ!と脳裏に浮かんだのは「これは映画で観た、親分を送り出す子分のシーンそっくり」という事だw!
つう事は、往来の人達からは俺は完全に親分と思われているに違いない!!
赤面と冷汗を同時に感じながらスタコラ逃げ出した(爆)

相棒に追いついた途端「だから言ったでしょう、変ってんですよ」と言われてしまった。
確かに変人ぶりは一枚上手だった、、(汗)
私なんかはせいぜい、泥酔して深夜の公園で寝床確保のために野良猫と縄張り争いをした位のものであるから、極めてまともだろう(?)

客先に戻って、Kが言った事を一通りを伝えたのだったが「ふぅ~ん」である。
タバコ一本分の沈黙が過ぎ去った時、今度はその社長が喋る喋る。
やれ「御大が厚意で買ってやった電気ポットは置きっぱなし」だの「何か土産買ってきてやっても、持って帰んないで腐らせちまう」だの、「それでもね、会社の携帯はくれてやったんだよ」とか、「うちの女房には不思議と懐くんだよな、ホント」云々。
今度は社長が暴走始めちまった(爆)
社長の話術に負かされ延々と話を聴いていたが、中でも放屁合戦の話は爆笑ものだった。
何でも「俺が屁をするとえらい剣幕で『社長!社長の屁は臭くて仕事できませ~ん!』って怒るのさ」だと。
「で、暫くして(屁を貯めて)Kがわざわざ俺の机の前に来てぶっ放つんだぜ、やってらんねえよ」、「それでアナタの屁より匂いませんよとか言うんだよ」とか何とか、、
それってペットがやるマーキング行動だろ!と、込み上げる深い笑いを噛み殺した。
その後も話は延々と続いた。
その度に相槌を打ったり曖昧に微笑みながら話を聞いていたのだけど、何時まで経っても話は終りそうにない。

一体何しに来たんだ、、俺たち、、(苦笑)

二人とも相当溜まっていたと言うならば、漫才で済む話である。
まるで親子と思える位に内容は微笑ましい。
が、Kが辞めて行った理由は、相方の社長どころか誰も知り得ていなかった。

相棒や紹介者からKの奇行振りは数々聞いていた。
徹夜作業の中、突然奇声を上げ騒ぎ出したり、打ち合わせを白々しい嘘ですっぽかしたり、平気で始業時間に遅刻したりと、凡そ社会人としては失格な事ばかりである。
そんな身勝手三昧で自らの首を締め、Kは前の会社で居場所を失い、行く所が無かったところを拾われたのである。
面談、、というか、呼び出されたマックで本人から直接聞いた話では「今の社長より前の社長の方が多くカネをくれた」、「自分の能力の評価は額であって今は不遇だ」と言っていた。(上記の「前の社長の会社」は潰れた、、爆)
ならば資本が太い会社に自分を売り込みに行くのが世の中の定理というものだ。
まして「金額だけが自分の評価」と思っているなら、それは小菅に居るホリエと大差ない。
人物と言われる人は経済力は勿論、人脈も信用も名声もバランス良く築いているものなのだ。
現にホリエはカネを振り翳して政界、社交界に乗り込んで、強引にそれらを築こうとしたが失敗している。
育ちはカネでは買えぬという事を知らなかったようだ。
夜な夜な出没していたのは赤坂界隈という事だから、銀座や神楽坂は門前払いという事だったのだろう。
銀座のママの眼力は鋭いし、先輩の紹介も無しには芸者も相手にしてくれぬというモノなのだ。
そんな大人社会のルールも知らずに、ひたすらカネカネと拝み、ホリエ逮捕は不当だと言い放つ若者がいる現実には、ニートの彼らと同じ位に頭が痛い。
そうそう、Kもホリエと同い年だったっけ(爆笑)

話を戻す。
Kは度胸がなくて(競争が厳しいのを恐れて)自分を売り込む事が出来ないでいるようだった。
そんな奴であったから、ひたすら虚勢を張って身を守るしか無かったのであろう。
しかし、時が経ってそれがバレ始め、Kは自分のプライドを守るために会社を出て行くしか無かったのだと思う。
精神科医の町沢さんが仰る「肥大化した自尊心」というやつであろう。

話を括るため、仕方無しに「K君はこれじゃないの」と、社長に印刷物を差し出した。
そこにはボーダーライン(境界性人格障害)の特徴が記載してあった。
当時の私は元妻の過去の奇行を理解するため、ついては今後の娘の心のケアを勉強するため、何処に行くにも心理書と資料を手放さないでいた。
Kについては一度会った位で、まして医者でもないので何ら言う資格は無いのだけれど、彼が終始抱えていたものは「不安」だったのだろうとは断定できる。
初対面の相手にどう接して良いか判らず、挙句高飛車な態度で臨んだり、細かなシチュエーション(コーヒーの件)を変えられる事を酷く拒んだり、最後には懇願するかの如くにお辞儀に徹する態度の変化に見て取れるのである。

勝手な想像だが、どうもK君固有の性格によるものだとは思えない節がある。
慎重を期する分野でもあるので、申し訳ないのだけど「その3」に継がせて戴きたい。
明日は早朝、撮影予定なので(^_^;)
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