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サザンコンフォート

                      グラス片手の四方山話

こんな英語は有るのかな?(恥)

通信に於いての技術革新はこの15年余りというもの、まるで未来を実現したかの如くである。
携帯でテレビが観られるなんて誰が想像したね。
でもって、GPS技術が一般化し、誤差100m内外に自分の居場所を確認したり、相手に知らせたり出来る。
なので、この先も加速力を失わず邁進して行く分野であるとの書類を作っていて、ふと「それってナンジャラホイ?」という気分になった。

ふと気が付けば、身の回りにはあらゆる通信機器が溢れている。
携帯電話とメール、PCメール、FAX、家電、郵便、電報、、、はたまたハム無線。
終いにはテレパシーが一般化するんじゃないか(笑)との勢いだけど、浸透度としては列記した順だろう。
技術革新は「より簡便に、パーソナルな方向」に向かって突き進んでと思う。

私世代がガキンチョの頃は、女の子の家に電話をする時など、相当緊張した。
ある種、度胸試しという意味合いも有ったのだけれど、オマセさんとしては何とか意中の女の子の気持ちを引き寄せたいという、切なる思いも有った。
だが、そこには常に関所が存在していた。
意中の彼女と話すためには、家族という関門を越えなくてはならない。
電話には大抵は母親が出る。
父親が出た日にゃ、世界の終わりを見た気分になった。
なので、自己紹介に近い、自分とお嬢さんとの関係を延々と早口で語り、要件の概要を話し、それでようやく電話口に呼んで貰うという事をやっていた。
そして意中の彼女が電話口に立った時、話を盛り上げる為に用意していたネタの数々を披露するのだが、大抵は独演会となってスベる。
それで大抵はガシャンと、寂しい音が心の奥底まで響いたものだった、、俺だけか、、orz
いやさ、女子も同じだったと思うけど、それでも性懲りも無く何度も繰り返していたものだった。

これを読んでくれている20代の人には到底理解出来ない世界だろうけど、家電しか無かった時代はこんなモノだったのです。
意中の人の声を聞きたいがため、脂汗で滑る公衆電話の重たい受話器を右手で押えつつ、妙に気取った声で話してましたっけね(爆笑)
どういう訳かこのテの電話は公衆電話が基本で、10円玉を沢山用意して戦地(笑)に向かったものでした。
とにかく、前線を突破しないと何も起きないという心持のまま、突進したものです。

ふと、それらを思い起したら、今は携帯も有るしメールも有る。
自由過ぎない?という思いが持ち上がった。
決して僻みじゃないけど(笑)、かつては家電も郵便も、検閲有ったのだよ。
それ故に犯罪の抑止力になっていた、、つまりは自分が犯罪者予備軍だったって事だけど、、残虐な事など滅多には起こらなかった気がする。

ハイテク全盛の今だけど、他人に知られない秘匿性の高さから犯罪の温床になっている事も事実。
それを防ごうと、これまたハイテクで対抗しようとする姿勢に、思わず失笑してしまったのです。
前出だったと思うが「便利ゆえ人の思考能力が退化している」と、書いた気がする(←これは明らかな個人的退化、冷汗)
ならば、何に技術力を使うべきかと煩悶する私は、こうしてブチ撒ける以外に無い。
技術力なんて、なんも無いじゃないというツッコミはごもっともですが、便利の方向の裏に退化ありと締めます。
なんか、先だっての馬鹿判決にも吼えたくなるので、このへんで。
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